「GEOneo®」地中熱ヒートポンプ
空調システム
- 概要
- 特長
- 仕様
- 施工事例
地中熱を活用した冷暖房
地中熱利用ヒートポンプ空調システムGEOneo®は、年間を通じて約15℃(年間平均気温程度)と安定した地中の熱を活用することで、空調機器(ヒートポンプ)の負荷を下げることが可能となります。その結果、空調にかかる電力消費量を約40~60%ほど削減することができます。
システム概要図
製品の特長
地中熱で実現するエコシステム
地中熱×空気熱「ハイブリッド」システム
本システム最大の特徴は、「地中熱と空気熱とのハイブリッドシステム」です。
地中熱と空気熱、熱源が異なる2系統の空調設備を同じ室内に混在させて、ソフトウェアで集中制御しています。
GEOneo®ハイブリッドは、地中熱と空気熱それぞれの長所を活かして短所を補う「いいところ取り」の空調システムです。
ハイブリッド化することで、設備全体を地中熱エアコンで構成するよりも高効率かつ安価なシステムにでき、投資回収期間の短縮に貢献します。
また、2系統あるので、万一の故障時も空調の完全停止を回避できます。
地中熱による省エネ効果
比較的浅い地下 5~100m の地中温度は、年間を通じて約15℃(≒年間平均気温)で安定しています。この低温の熱エネルギーを「地中熱」といい、再生可能エネルギーの1つとして注目を集めています。地中温度は外気温に比べると夏は冷たく冬は温かいため、地中熱を利用した「地中熱エアコン」は一般的な空気を熱源とする「空気熱エアコン」よりも運転効率が高く、ランニングコストの抑制のほか、騒音が少ない、排熱を大気中に放出しないなどのメリットがあります。
自社開発「見える化」システム
自社「川田テクノシステム」開発の見える化システムは、現在の外気温と消費電力のデータをセンシングして、リアルタイムの機器運転状況を表示します。
また、月次レポートを自動作成するので経年的な変動やトレンドを把握できます。
自動デマンド制御(オプション)
リアルタイムデータを活用し、ピーク電力がデマンド目標値を超えないように、エアコンの運転を自動で少しずつセーブします。
・室外機の現在の運転状況(運転中/停止中/抑制運転中)を表示します。
「抑制運転中」は、デマンド制御によって出力制限を受けた運転状態であることを表します。出力制限の度合い(70%/40%/0%)は表示されません。
・1F事務所における地中熱と空気熱2系統の室内機のレイアウト
および現在の運転モード(ON/OFF/送風)を表示します。
製品の仕様
ハイブリッド(地中熱×空気熱)
一般事務所における1日の空調負荷の推移はおよそ下記図1のようになっています。
つまり、外気温と設定温度の差が大きくなる時間帯(夏は昼間、冬は朝方)に空調負荷のピークを迎えます。
ハイブリッド運転の基本は「より効率の良いシステムを優先的に稼働させる」こと。
具体的には、下記図2のように負荷が小さいときは空気熱、負荷が一定以上のときは地中熱、さらに大きな負荷のときは地中熱と空気熱を両方一緒に運転して、消費電力を抑えます。
地中と熱交換する2つの方法
密閉型
Uチューブ方式
採熱管(Uチューブ)を、100m程度埋設し、その中で不凍液を循環させることにより地中と熱交換を行う方式です。
開放型
揚水井・還水井方式
汲み上げた地下水から採熱/排熱することで 地中と熱交換を行う方式です。
既存の井戸がある場合、開放型を採用することで井戸工事分の費用を低減させることが可能です。
施工事例
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