プレキャストPC製地下貯水槽エコマモール
- 概要
- 特長
- 仕様
- 施工の流れ
- 施工事例
水害から都市と人を守る地下貯水槽
近年、異常気象(ヒートアイランド現象)などによって集中豪雨が増加しております。
気象省の発表では、時間降水量80㎜以上の「猛烈な雨」はここ30年で約1.7倍に増加しています。
そんな豪雨被害に対して地下貯水槽の設置は洪水防止策として大変有効です。
システム概要図
製品の特長
経済的かつ効率的な地下貯水槽
写真:ミニバックホーを用いた清掃イメージ(左)、柱スパン5mの現場状況(右)
維持管理が容易
写真を見比べた通り、柱スパン「10m,7.5m,5m」と従来よりも広いため、柱の数が少ない地下貯水槽を実現しました。
また、小型重機による清掃も可能でメンテナンスが容易にできます。
貯水量に比べコンパクトな構造
柱による水の阻害率が小さくなり、効率的に貯水できます。
同じ貯水量で見比べた場合コンパクトなので、土地の手当て、掘削量、維持管理等のトータルコストが低減できます。
技術審査:一般財団法人 日本建築センター
大震度の地震(レベル2)にも対応
耐震性に優れ、レベル2の地震にも対応することができます。
(財)土木研究センターの技術審査証明(建技審証第0407号)を取得しており、大規模地震時にも対応が可能です。
優れた水密性
壁部材は横締めをしてプレストレスを導入します。
プレキャスト部材同士の目地等からの漏水がなく、水密性に優れています。
はめ込み式ピン構造
エコマモールは熟練工を必要とせず、施工が簡易で現場工事の短縮が可能です。
また、従来工法に比べて部材数も大幅削減しています。
地下貯水槽の上部を有効活用することもできます。
10m,7.5m,5mのスパンを組み合わせることで、複雑な形状にも対応でき、公共用地・民間施設(学校グラウンド、公園、野球場、テニスコート、駐車場等)としても利用できます。
製品の仕様
設計条件(標準)
- 地震時荷重は「下水道施設の耐震対策指針と解説」
(㈳日本下水道協会:1997年)に準拠しました。 - 上載荷重:28kN/㎡以下 ex)土被り1m+上載荷重10kN/㎡
- 底版地盤の形態:ほぼ平坦であり、不当沈下しないこと
- 底版地盤のN値:5以上
- 周辺地盤:地震時に液状化しないこと
- レベル1地震時:構造物の力学特性が弾性域を超えない
- レベル2地震時:破壊形態が終局限界に達していない
工場プレキャスト製で
多彩な形状を実現
屋根版・屋根梁
屋根版(5m、7.5m)と屋根梁(10m)の3タイプスパンを実現し、2:1の割合を組み合わせることで、計画貯水量や複雑な形状にも対応できます。
施工の流れ
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1/12
基礎地盤の掘削
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2/12
基礎コンクリートの打設
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3/12
壁部材・柱部材の据付け
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4/12
壁部材・柱部材据付け完了
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5/12
底版鉄筋の組立て
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6/12
底版コンクリートの打設
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7/12
接合部の目地処理
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8/12
屋根梁の架設
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9/12
屋根版の架設
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10/12
貯水槽組立て完了
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11/12
埋戻し完了
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12/12
※貯水槽のメンテナンス
パワーショベルによる清掃(イメージ)
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