ブログをご覧の皆様、こんにちは!
もうすぐ梅雨明けとなりそうですが、まだ不安定な天気が続きますね…。梅雨といえばアジサイですが、アジサイ以外にもこの時期によく咲いている黄色い花をご存知でしょうか?よく見かけるけど名前がわからない…そう思われている方も多いかと思います。
今回は、その正体であるキンシバイとビヨウヤナギ、そしてその2つの違いについて紹介したいと思います。
前回紹介したサツキとツツジ同様、キンシバイとビヨウヤナギも見た目はよく似ているのですが、いくつかの違いがあります。
それではまず2つの基本情報から見ていきましょう!
●前回の記事はこちら:あなたはどう見分ける?ツツジとサツキの違い!
「キンシバイ」と「ビヨウヤナギ」の基本情報
キンシバイ
【キンシバイ】
科名・属名:オトギリソウ科オトギリソウ属
分類・区分:半常緑広葉樹(低木)
特徴:・黄金色の花をうつむき加減に咲かせる。
・開花期が長い。
・耐寒性、耐暑性が強い。
ビヨウヤナギ
【ビヨウヤナギ】
科名・属名:オトギリソウ科オトギリソウ属
分類・区分:半常緑広葉樹(低木)
特徴:・黄金色の花が上向きに咲き、多数のおしべが突き出す。
・開花期が長い。
・耐寒性、耐暑性が強い。
・グラウンドカバーにできる。
公園に咲いていたヒペリカム・ヒドコート
最近はキンシバイに代わって、花や葉が大型で、開花期が長い、生育旺盛な園芸品種「ヒペリカム・ヒドコート」が広く栽培されています。
キンシバイもビヨウヤナギも、鮮やかな黄色の花がとても魅力的ですね。
続いて、キンシバイとビヨウヤナギの違いについて見ていきましょう。
キンシバイとビヨウヤナギの違い
●葉
キンシバイの葉は対生し、2列に水平につきます。2~4cmの卵状長楕円形で、葉の裏面は薄緑で、葉脈はあまり見えません。ビヨウヤナギの葉は十字対生し、4~8cmの長楕円形でキンシバイの葉より大きいですが、幅は狭いです。裏面は白っぽく、葉脈の網目がよく見えます。
●枝
キンシバイの枝は、赤味を帯びた茶褐色で無毛です。ビヨウヤナギの枝は、明るい茶褐色で無毛です。ほんの少しですが、枝にも違いはあるようです。
●花
キンシバイの花は、直径3~4cmと小さく、おしべは花弁より短いです。おしべは約60本が5つの束となります。可愛らしい印象を与えてくれる花です。一方ビヨウヤナギの花は、直径4~6cmとキンシバイより大きく、花弁は大きく開き、おしべは花弁より長く突き出し目立ちます。おしべは約30~40本が5つの束となります。キンシバイと比べると、ビヨウヤナギのほうが麗しい印象があります。
それぞれの違いについて書きましたが、個人的には花が一番の見分けやすさのポイントになると思います。
ビヨウヤナギのおしべは花火のようでとても綺麗なので、見かけた際には是非注目してみてください。
キンシバイとビヨウヤナギの名前の由来は?
キンシバイもビヨウヤナギも、名前がとても特徴的ですね。一体何が由来となっているのでしょうか?
キンシバイは5枚花弁で、花の形が梅に似ていることが由来しています。また、花の色が黄色で、おしべも黄色なので、その様子が金色の糸に見えたことから、キンシバイ(金糸梅)という名前になりました。
ビヨウヤナギは、葉が柳に似ていて、花が美しいことから、中国の歌人の白居易が、玄宗工程と楊貴妃と過ごした未央宮の柳を、楊貴妃の眉に見立てて詩を作ったことから派生したと言われています。
俳諧では、「金糸桃(きんしとう=中国名)」「未央柳」ともいい、夏の季語になっています。
黄色がもたらす効果
ここまで2つの違いについて触れてきましたが、2つの最大の特徴であり、共通点でもある”黄色”について調べてみました!
黄色は、「光」や「太陽」のイメージを与え、人を明るい気持ちにさせてくれるポジティブな色といえます。
また、非常に人の目を引き付け、集中力や判断力、記憶力を高める効果があるとされている色だそうです。
黄色を好む人は明るく、知性やユーモアセンスを持ち合わせており、周囲の人を元気にする能力があるようです。
さらに、黄色は人の気持ちを和らげたり、楽しい気持ちにさせる効果もあるそうなので、キンシバイやビヨウヤナギを見たら、心が晴れやかになりそうですね!
梅雨はなかなか晴れ間が見れず気分が沈みがちになるので、この2つの花が太陽代わりになってくれそうです♪
せっかく黄色について調べたので、何か黄色いものをみてパワーをもらおうと思っていたところ、弊社近くの飛鳥山公園で黄色い都電を発見しました!
この車両は1978年の4月まで、実際に都電荒川線を走っていたようです。黄色い車両の可愛さに惹かれ、思わず写真を撮ってしまいました📷
おわりに
私たちが普段つけているバッジも黄色です!黄色はやはり目を引きますね👀
前回のサツキとツツジに続き、今回も似ている植物の違いについて調べました。また、今回は花の色にもフォーカスしてみましたが、色の持つ効果もあわせて知ることができ面白かったです。
梅雨が明けると夏がやってくるので、黄色が映える季節になりますね!今回調べたことにより、黄色の良さを知ることができたので、黄色グッズを集めてみようかなと思います🌻
夏といえば花火大会や夏休みなど、楽しい行事が連想されますが、今年もコロナで中止になるものが多そうですね…残念な気持ちになりますが、そんな時こそ黄色を活用して気分を上げていけるといいですね!
次回も皆様に新たな学びを発信できたらと思います。それではまた😊